駒ケ岳の鎮山を願って行われた安全祈願祭

　【七飯】駒ケ岳の今年度登山（赤井川ルート）シーズンが３１日で終了するのに合わせ、鎮山を願う「駒ケ岳安全祈願祭（閉山祭）」（七飯大沼国際観光コンベンション協会主催）が２７日、大沼湖畔の駒ケ岳神社（東大沼）で開かれた。協会関係者ら約２０人が、駒ケ岳の平穏と大沼観光の発展を祈った。

　神事で三嶋神社の水嶋恵嗣宮司が祝詞（のりと）を奏上し、参列者が玉串をささげた。同神社神楽会の田中琉姫亜さん（１７）＝遺愛女子高３年＝が松前神楽の「鈴上舞」を奉奏した。

　神事の後、七飯町の工藤稔副町長、森町の長瀬賢一副町長、鹿部町の盛田昌彦町長が来賓あいさつし、環駒ケ岳３町の連携による大沼振興に期待を込めた。同協会の川村晃也会長は「駒ケ岳があってこそ大沼の観光が成り立つ。これからも駒ケ岳を守りつつ関係団体と力を合わせながら大沼を盛り上げていきたい」と話した。