“フネージョ”が海の仕事の魅力を語った海事講座

　海事産業で活躍する女性“フネージョ”が海の仕事について魅力を語る海事講座が１１日、室蘭西中学校（山田誠一校長、２２６人）で開かれ、１年生７１人が船の上での仕事について学んだ。

　北海道運輸局室蘭運輸支局と北海道海事産業人材確保・育成推進協議会主催。道運輸局が２０１８年度から、海の仕事の魅力を伝えるために行っており、同校では２年目。フェリー会社や造船業、船舶代理業などに勤める女性５人が講師を務めた。

　講座は、スライドでそれぞれの仕事内容を紹介した後、生徒たちが五つのグループに分かれ、講師５人が各班を回って生徒からの質問に答えた。

　商船三井さんふらわあのアテンダントクルー、阿部春香さんは「１カ月のスケジュールは、およそ２０日間連続で勤務した後、１０日間の連休がある」と紹介。「勤務中は海や夕焼けで癒やされることもある」「１０連休は旅行が好きな人にはちょうどいい」と語り、生徒たちの関心を集めた。

　質問コーナーでは、講師たちが生徒からの「客船の値段はいくらかかる」「待遇はどうか」「船内で一番好きな場所は」などの問いに丁寧に答えていた。

　岡崎咲夜さん（１２）は「自分のやりたい海の仕事について直接話を聞けてよかった。船内では娯楽施設が楽しそうなので、遊んでみたい」と話した。