マイワシアンチョビソース発売 うま味凝縮 ローカルレボリューション【函館】
一般社団法人ローカルレボリューション(函館、岡本啓吾代表理事)は4日、低利用魚の函館産マイワシを使った商品の第二弾「ハコダテアンチョビソース」を発売した。じっくり発酵熟成したマイワシのアンチョビを加工したもので、うま味が凝縮され、パスタやトーストなど幅広い用途に使える。
マイワシを活用したハコダテアンチョビは2022年11月に本格販売が始まり、汎用(はんよう)性の高い発酵調味料として市内外から人気がある。
ソースは、ポッケディッシュ(北斗)のオーナーシェフで、法人理事を務める斉藤亘胤さん(49)がレシピを監修。昨夏の猛暑で仕込んだマイワシの発酵が進み、フィレに適さない部分の有効利用としてソースを開発。試行錯誤を繰り返し、マイワシのアンチョビにニンニクやパセリ、コショウなどで味付け、こんにゃく由来品にエキスを吸わせてつぶつぶ感を出した。製造は美唄市の食品会社に委託しており、今後、地元での製造も検討する。
初回600本を無印良品シエスタハコダテ地階、福田海産(宇賀浦町)、函館空港で限定販売する。岡本さん(38)は「『函館に新しい産業と食文化を』という目標に向かって第一弾のハコダテアンチョビに続く商品ができた。ハコダテアンチョビが世に広まって地域が良くなる仕組みができれば」と期待を込める。
アンチョビソースを使った斉藤さんの料理教室を、インスタグラムで無料視聴できる。130グラム入り1188円。 商品に関する問い合わせは福田海産(0138・30・8833)へ。
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