【鶴居】夏から冬にかけて開催される「村４大まつり」の第３弾「鶴居村ふるさとまつり」（同実行委員会主催）が２３日、茂雪裡川河畔特設会場で開かれた。大勢の人が来場し、地場産品を使ったグルメやアトラクションなどを楽しみ「味覚の秋」を満喫していた。

　会場には村内や周辺地域のさまざまな飲食店や団体のテント、キッチンカーが並び、ハンバーガーやサイコロステーキ丼、クラフトビール、ラクレットなどを販売。新鮮な地場産野菜の直売も行われた。その場で肉を買える「手ぶらバーベキューコーナー」は、ビール片手にジンギスカンなどを楽しむ家族らでにぎわっていた。

　ステージでは「モーモー鳴き声コンテスト」や「牛乳ストロー早飲み競争」が行われた。また、１分以内に好きなだけジャガイモを詰める「新鮮ジャガイモバケツ売り」や鶴居消防団第１分団による餅つきは、行列ができるほど大人気。終盤には地場産品や宿泊券などが当たる「お楽しみ抽選会」も開かれ、大盛況だった。

　厚岸町から訪れた波佐谷一歩さん（３２）はジャガイモでいっぱいのバケツを手に「思った以上にたくさん採れて楽しかった」とにっこり。娘の凛さん（７）も「１年分は採れた。近所のおじちゃんとかにも配りたい」とうれしそうだった。

ジャガイモを夢中でバケツに入れる来場者たち