１００チーム、４９１人出場

熱戦を繰り広げる剣士たち（中学生の部決勝）

　第６３回道南剣道大会（室蘭民報社、室蘭剣道連盟主催）は、道内各地から１００チーム４９１人が出場し、日頃の練習の成果を発揮していた。

　開会式では、大会長の野田龍也室蘭民報社代表取締役社長があいさつで「大会を通じて、見る人に影響を与える存在になってほしい。勝利を目指すとともに、相手をたたえることも忘れずに試合に臨んでください」と選手を激励。市教育委員会の伊藤博明教育長が祝辞を述べ、中学生の部出場の鍵谷明日輝選手（室蘭琢心館）が選手宣誓した。

　試合は小学生から一般まで、団体戦によるトーナメント形式で行われた。会場には選手の気迫のこもったかけ声と、竹刀がぶつかり合う音が響き渡り、技が決まるごとに選手や観客らから大きな歓声と拍手が送られた。

　伊達網代道場は、小学校高学年の部で昨年逃した優勝をつかんだほか、中学生の部も５年ぶりに制した。一般の部で優勝した伊達剣道連盟も、全員が伊達網代道場で稽古を重ねたメンバー。伊達剣連の菊池祐亮選手は「優勝して最高の気分」と喜び、「子どもたちの前で試合をし、続けることの大切さが伝わったと思う。今後は連覇を目指すとともに、子どもたちが全道や全国の舞台で活躍できるよう指導したい」と力強く語った。

　結果は次の通り。

　▷小学生低学年の部　①三石翔武館②森剣道スポーツ少年団③恵庭剣道連盟、沼ノ端剣輪道場
　▷小学生高学年の部　①伊達網代道場②沼ノ端剣輪道場③平取剣道連盟、森剣道スポーツ少年団
　▷中学生の部　①伊達網代道場②函館柳雪館大野道場③音更柳町・徹心館、太平南剣友会
　▷高校生の部　①七飯高校②市立札幌新川高校③北星学園大学附属高校、石狩南高校
　▷一般の部　①伊達剣道連盟②札幌石狩学校剣道連盟③森剣道連盟Ａ、室蘭剣道連盟