会員らの力作が並ぶ第６０回道展室蘭支部展

　第６０回道展室蘭支部展（北海道美術協会室蘭支部主催）が１１日、室蘭市幸町の市民美術館で始まった。油絵や彫刻、螺鈿（らでん）細工などの力作計２６点を展示している。１６日まで。

　出品者は室蘭や登別、伊達を拠点に活動する９人。会場には、会員や会友の作品のほか、１０月１６日から開催される公募展に出展する一般の作品も展示。夕日で映える駒ヶ岳を描いた油絵や、昆虫をかたどって作った彫刻など多彩な作品が並ぶ。

　来場した港北町の富川愛美さん（３１）と中央町の杉本麻美さん（３１）は「さまざまな作品を身近に見られることはうれしい」と語り、作品に見入っていた。

　期間中は川村弘文支部長が常駐し、希望者に作品を解説する。川村支部長は「普段目にする機会が少ない彫刻や工芸など、多くのジャンルの作品を楽しめます」と来場を呼びかけている。