プロサッカーのＪ１リーグに所属する北海道コンサドーレ札幌を運営する「コンサドーレ」（札幌市、三上大勝代表取締役ＧＭ）が３日、釧路市立の小学校と義務教育学校全２６校に、黒板消し４２４個を寄贈した。「コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン（ＣＲＣ）」で、選手としても活躍した河合竜二氏ら３人が代表校の市立愛国小学校を訪問し、児童に黒板消しを手渡した。同社が黒板消しを寄贈するのは初めて。

　寄贈は、ＳＤＧｓの有用性を高めることなどを目指す取り組み「ＰＡＳＳ」の一環で、同社が今年３月から集めたペットボトルのキャップを、児童の教育活動充実にと黒板消しにリサイクルした。趣旨に賛同した「村上商店」（釧路町国誉２、村上祐二代表取締役）の協賛もあり、市立全校への贈呈が実現した。

　この日同小では６年生９６人が出迎え。河合氏による講話も行われ「よく食べて、よく寝て、よく遊ぶ。当たり前だけどこういったことがとても大事。皆さんも夢や目標に向かって頑張ってください」と呼び掛けた。柳町彩来さん（１１）と鳴川愛葉さん（同）は「ＳＤＧｓは学習しているが、このように具現化されたものを見るのは初めて。講話もとても参考になった」と感謝していた。

河合氏（右から２人目）から黒板消しを受け取った児童ら