４年ぶり開催の市民船釣り大会で上位入賞を喜ぶ参加者

　室蘭民報社と室蘭観光協会共催の第４３回市民船釣り大会が１日、室蘭市東町のイタンキ漁港などで４年ぶりに開かれ、待ちわびた５０人が大物を狙い、技術を披露した。

　開会式で室蘭民報社の五十嵐一男常務取締役は「天候に恵まれ西風も吹いている。賞もたくさん用意しているので釣果を祈ります」とあいさつ。参加者は５隻の船に分かれ、うねりが残る沖を進んだ。

　このうち、勝栄丸（一戸真仁船長）ではポイント到着後、乗船者が早速さおを投入。近場を中心に５回ほど移動し、イシモチやマガレイ、クロガシラが船内の参加者を活気付けた。仲間のさおが大きくしなるとタモを持って駆け付け、喜びを分かち合った。

　帰港後に行われた測量では４０～５０センチ級の良型が次々に計りにかけられた。５５センチのイシモチを揚げて見事優勝した登別市新川町の武田進さん（７６）は「運が良く気持ちの良い釣りだった。魚は刺し身にして友人に贈りたい」と満面の笑みで話した。

大物を狙いさおを振る参加者