高齢者の疑似体験セットを装着した参加者たち

【新冠】町保健福祉課主催の福祉体験教室「高齢者疑似体験」が８月29日、町民センターで行われ、参加した小学生が高齢者の日常生活を学び理解を深めた。

　この日は、町保健福祉課の柳澤沙織介護予防係長（保健師）と西尾菜々未介護予防係（同）が進行を務めた。

　和室で、体を動きにくくした高齢者疑似体験（80歳想定）では、足や肘にサポーターや手ぶくろ、聞きにくくなるヘッドホン、視界が見えにくく、狭くなるゴーグル、重たいベスト、腕におもり、杖などを身につけ大ホールに設置した体験コーナーに移動。①歩いてみよう②階段の昇り降り③ゴーグルをつけて本を読もう④ペットボトルを開けて水を飲んでみよう⑤サイフのチャックを開けて小銭を出そう⑥洗濯物をハンガーに吊るしてみよう―などの疑似体験をした。

　参加した大西希実さん（新冠小４年）は「模擬体験で高齢者は体が重かったり、物が見えにくかったり、いろいろ大変だとわかった。まわりに高齢者がいたら声を掛けて助けてあげたい」と話していた。

　また、９月２～５日は、高齢者宅への夕食配送サービス（ふれあい夕食）の体験も行われる。