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苫小牧民報

早来学園で防災キャンプ 災害対応能力高める 町職員も参加、避難所開設  

安平町の小中一貫義務教育学校、早来学園(網代健男校長)は29、30両日、7年生(中学1年相当)を対象に防災キャンプを実施した。生徒23人が1泊2日で、災害や火災などが発生した際に必要となる防災活動を訓練した。町職員25人も参加し、同学園での避難所開設の手順を確認する初めての研修に臨んだ。2018年9月の胆振東部地震から6年を迎えようとする中、参加者はそれぞれ災害対応能力を高めた。

町職員が組み立てた段ボールベッドを見学する生徒たち

 同キャンプは、生徒がいざという時に役立つ防災の知識や技能を身に付ける場として開かれた。2回目で、兵庫県立大学環境人間学部大学院環境人間学研究科の木村玲欧教授(防災学)が見守り、随時助言した。

 最初は、参加者全員が屋外でバケツリレーに挑戦。町職員と生徒が連携してバケツを運び、消火活動を疑似体験した。木村教授は「子どもだけで固まり、リレーが遅くなる場面もあった。火元に近い場所は大人が立つなど、途中で修正するべき」と助言した。

 その後、町職員と生徒は分かれ、職員は避難所開設に必要な段ボールベッドやマットレスの設置を体験した。参加者には胆振東部地震後に職員となった人が多く、先輩職員からアドバイスを受け、課題を整理していた。

 産業振興課の桑折大哉さん(27)は「段ボールベッドを組み立てるのは難しかった。今後も訓練に参加したい」、税務住民課の藤巻舞羽さん(22)は「何をしてよいか分からなかった。災害時の対応をしっかりできるようになりたい」と話した。

 生徒たちは町職員が組み立てた段ボールベッドを見学した後、自分たちでも組み立ててみたほか、棒と毛布で作った担架で人の搬送を体験。ポリ袋を使ってオムライスやポテトサラダなどの調理もした。藤田悠真さん(12)は「バケツリレーが印象に残った。段ボールベッドを作ることができた」と述べた。

 この日は段ボールベッドを使って宿泊し、30日は木村教授の講話から非常用持ち出し袋に入れる必要な物や優先的に入れる物は人によって違うことを学んだ。

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