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釧路新聞

豪華客船 釧路を発着港に 船長ヒアリングで可能性探る【釧路市】

 釧路市は、将来釧路港を米国アラスカ方面に向かうクルーズ客船の発着港湾「ディパーチャー/アライバルポート」とする構想を検討するため、寄港する客船の船長からヒアリングを行っている。発着港湾として利用されれば、より大きな経済効果が見込めるという。  近年、世界のクルーズ客船は、小~中型の豪華な「ラグジュアリークラス」と大型の「スタンダード」や「プレミアムクラス」に二極化している。中でも、ラグジュアリークラスに乗船する富裕層は自然観察を好むことから、登山や探検を楽しむ「エクスペディションツアー」を組むことが多く、アラスカやカナダ方面に向かう客船が道内の港湾に寄港する頻度が高くなっている。

 特に釧路港は、国内港湾の中でアラスカに近い上、近隣に釧路湿原、阿寒摩周、知床の三つの国立公園を有し、アイヌ文化体験や釧路市内の神社仏閣巡りができるなど、ラグジュアリークラスの乗客を受け入れる環境があることから、市はエクスペディションクルーズの発着港湾として売り込みたい考え。

 クルーズ客船の発着港湾になると、日用品や食料品などツアー中に船内で消費される物資が地元で大量に調達されることや、乗員、乗客の前後泊需要が生まれるため、客船が寄港するだけの港湾に比べ経済効果が大きい。

 そこで市水産港湾空港部は今年度、釧路に寄港する客船の船長に対し、将来釧路港が発着港湾になり得るか、そのためにどのような整備が必要かなどについて聞き取り調査を実施している。これまでの調査で各船の船長からはおおむね高評価を得ているが、ごみ処理、燃料供給など寄港時の対応について聞かれることもあるという。

 同部ではヒアリングの結果について、「すぐに改善できる点は対応するとともに、今後のポートセールスに生かしていきたい」としている。

客船の船長(左奥)へのヒアリングの様子(釧路市提供)

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