「子育て」地域全体で きずなシンポジウム、支援の在り方探る【登別】
普段から声かけ/居場所づくり
登別市社会福祉協議会、きずな推進委員会主催の「きずなシンポジウム(子ども子育て支援フォーラム)」が、富士町の市民会館で開かれた。市内で子育てに関わる支援者らの話題提供を通じて、これからの住民主体の福祉活動の姿を考えた。
約120人が参加。きずな大使の鳥居一頼さんがコーディネーターを務め、登別中央福音教会の髙橋渉主任牧師、成田山瀧泉寺の山瀬珠香住職、鷲別小学校区きずな推進委員リーダーの中原義勝さんの3人が、それぞれの立場での取り組みを発表した。
髙橋主任牧師は同教会で実施している日曜学校やブラ友study(子どもの居場所づくり)の活動内容や課題、意義などを説明。「関係性のない相手に注意や指導は難しい。普段からポジティブな声かけを通して、子どもたちが注意を受け止められる関係性を築いていく」と述べた。
山瀬住職は自身が里親となっている経験から「虐待、ネグレクト(育児放棄)は他人事ではなく、近所の方や檀家さんからの助けを借り、みんなで子どもを育てるということを感じた」と語り、虐待やネグレクトの原因に孤立を挙げ、寺を子どもや大人の居場所として活用していることを説明した。
中原さんは鷲別小学校区きずな推進委員会の実践活動を紹介。2011年から子育てサロン、22年から子ども食堂を立ち上げた経緯を説明し「地域で子どもを育てる、応援する体制を強化してきた。子どもだけでなく保護者の参加も増え、食事が終わった後も交流することができている」と報告した。
鳥居さんは「子育てではなく、子育ち。子どもが自ら育っていく力をどうサポートしていくかが一番大事。育っていくためにどうすべきかを考え、分かったふりをしないこと」と話した。
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