上位を目指し自転車を走らせる選手たち

　洞爺湖周辺と羊蹄山麓を舞台に水泳と自転車、ランニングの総合タイムを競う「北海道トライアスロン」が１８日、洞爺湖町洞爺湖温泉を発着点に開かれた。１６２・０キロと新設した１１６・８キロのコースに体力自慢計２６４人が挑んだ。

　洞爺湖、豊浦、壮瞥と後志管内の計１０町村や観光協会、北海道トライアスロン連合などで組織する実行委員会が主催。地域とスポーツの共生を目指し今回で実証実験を含めて７回目となった。

　レースは洞爺湖での水泳２キロ、自転車１３６・９キロ、さらに洞爺湖畔のランニング２３・１キロの計１６２・０キロ（１５３人出場）。さらに今回は、競技の普及を狙い自転車の距離が短い９１・７キロの計１１６・８キロ（１１１人出場）のコースも用意した。

　午前７時の水泳でスタート。選手たちは勢いよく入水。泳いだ後は自転車にまたがり洞爺湖を反時計回りに進み後志方面へ。最後は力を振り絞りランニング。沿道からの声援を力に変えてゴールを目指していた。

　実行委は「来年以降も皆さまが参加しやすい大会にしていきたい」と話した。１６２・０キロのコース優勝は、男性が東京の３３歳で総合タイムは６時間１０分２４秒、女性は福岡の４９歳で同７時間４９分２５秒だった。