ピークを迎えテントがびっしりと張られたキャンプ場

【様似】道内各地で夏の暑さが続き、日高管内でも最高気温が６日連続で30度以上を観測する中、日高管内唯一の海水浴場、親子岩ふれ愛ビーチが利用のピークを迎えている。ビーチには、キャンプ場やあそびの広場なども隣接し、連日、札幌や帯広方面からの利用者を中心に大勢の家族連れらでにぎわっている。ビーチは18日まで、キャンプ利用は９月29日まで。

　名勝・親子岩が目の前に迫る風光明媚なロケーション。昨年は海水浴場に約５９００人、キャンプ場に約１１００人が訪れた。道が平成10年に開設したビーチ前のセンターハウスにはシャワーや更衣室があり、町が管理運営している。

家族連れなどでにぎわう親子岩ふれ愛ビーチ

　15日は海水温が22度で最高の海水浴日和となり、家族連れが浮き輪を使って遊泳を楽しむ姿が見られた。今年からビーチをハロー掛けする環境整備などを行い、ビーチの環境は海外からの利用者にも好評。監視員の一人、明井正美さん（78）は「台風の影響で高かった波も穏やかになり、遊泳を再開。14日の朝はキャンプ場の利用もピークを迎え、天気になってくれてほっとしている。事故なく安全に楽しんでほしい」と話した。

　札幌市から訪れた家族連れは「今年は道内どこに行っても暑い。ここは気温も涼しく海水浴も楽しめる。砂浜も綺麗で最高」と夏の一日を満喫していた。

　海水浴場の利用は無料。開設時間は毎日午前10時から午後４時まで。白旗が遊泳可能の目印。キャンプ場の利用料金は１人１泊６００円、中学生以下４００円。２張目から料金加算となる。駐車場横のプレハブ小屋で受付する。

　問い合わせは、親子岩ふれ愛ビーチセンターハウス（☎０１４６・３６・５５５５）か、町商工観光課（☎０１４６・３６・２１１９）へ。