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函館新聞

商談通じて磨き上げ 大手百貨店バイヤー招く 函館市がセミナー【函館】

高島屋のバイヤー(左)に自社製品をPRする事業者=提供=

 函館市は食関連事業者の商談力アップや販路拡大につなげようと、百貨店大手の高島屋(大阪市)のバイヤーを招いた「ビジネスマッチング商談会兼商談セミナー」を開いた。事業者が自社商品をPRするとともにバイヤーからアドバイスを受けて食の磨き上げにつなげた。

 市と日本生命函館支社の連携協定に基づく事業で2021、22年度に続いて3回目。事前募集した道南の食関連事業者16社が参加し、8日に市国際水産・海洋総合研究センターで実施した。

 高島屋からは4人のバイヤーが参加し、各社持ち時間は30分。自社製品を持ち寄って商談に臨み、試食を交えて商品の味を伝え、製造過程でのこだわりも紹介した。

 このうち、市追分町のカドウフーズ(嘉堂聖也社長)は看板スイーツの「はこだて雪んこ」や「白い半熟スイートポテト」、カボチャやサツマイモなどを使ったプリンを用意し、道南産の規格外野菜を積極的に活用する自社の取り組みを発信した。嘉堂社長は「取り組みを知ってもらえ有意義な時間となった」と好感触。はこだて雪んこなど多彩な味をそろえてセット販売する商品について「同じ味を詰め合わせた方が統一感があり、販売しやすいとアドバイスを受け参考になった」と話していた。

 市はコロナ禍による海外との往来制限緩和を受け、昨年度から海外バイヤーを招いた商談会を実施。今年度は7月にタイやマレーシアといったアジア圏からバイヤーを招へいするなど食関連事業者の販路拡大に力を注ぐ。五十嵐かなめ食産業振興課長は「商談だけでなく、バイヤーからフィードバックをもらえるセミナーは事業者にとってプラス。引き続きスキルアップにつながる機会を創出していきたい」としている。

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