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函館新聞

函館いのちのホットライン23年度185人利用【函館】

市役所本庁舎トイレに貼っている電話番号を書いたステッカー

 函館市は、市が運営する自殺対策の夜間電話相談「函館いのちのホットライン」について、2023年度の利用者数が前年度比28人減の185人だったと明らかにした。相談件数は204件で、誰かに話を聞いてもらい、気持ちを理解してほしいとの相談が124件(61%)と最多。市は「不安や悩みがあったら、気軽に電話してほしい」と呼び掛けている。

 いのちのホットラインは11年度に開設。21年度から開設日を週2回から3回に増やし、現在は月・水・金曜(12月29日~1月3日は除く)の午後5時半~同8時半に電話で相談を受け付ける。傾聴ボランティア24人(1日の従事者は2人)が対応する。

 23年度の相談件数の内訳は「話を聞いてほしい」が124件でトップ、次いで「家族関係」が17件、「健康」が16件、「家族以外の人間関係」が15件、「職場」が10件、「保健・医療」が7件、「生活問題」が5件、「希死念慮(死にたい)」が5件、「その他」が3件、「経済問題」が2件。市障がい保健福祉課は「同じ人が繰り返し電話してきて『話を聞いてほしい』というケースが目立つ」とする。

 利用者を年代別にみると、不明が79人、40代が34人、60代が28人、50代が20人、70代が14人、30代が8人、20代が2人で、性別は男性53人、女性132人。

 市での22年の自殺死亡者数は47人で、自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は18・94人となり、全国(17・25人)、全道(18・56人)を上回る。市は、必要に応じ市自殺対策連絡会議を開き、関係機関が情報共有し、総合的な自殺対策の推進を図っている。

 市は、公共施設のトイレに相談電話番号(0138・32・1548)を書いたステッカーを貼ったり、市ホームページで電話番号を周知したりと広報にも力を入れる。同課は「専門の相談員が話を聞くので、不安や悩みがある人は電話相談を利用してほしい」としている。相談無料だが、通話料金は自己負担。

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