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日高報知新聞

恒久平和の誓い新たに 浦河町 戦没者追悼式【浦河】

式壇に白菊を手向ける遺族

 浦河町主催の令和6年度戦没者追悼式が7日、浦河町基幹集落センター堺町会館で行われ、遺族と来賓ら13人が参列し、戦没者を追悼するとともに、恒久平和の誓いを新たにした。

 先の大戦による浦河町内の戦没者、戦災死没者などの戦争犠牲者は263人。現在、町の遺族者数は51人となっている。戦後79年を経過し、今年も8月15日の終戦の日を前に、戦争で犠牲となった多くの人々に追悼の誠をささげ、再び戦争の惨禍が繰り返されることのないよう平和への誓いを立てた。

 池田拓町長は「、国民の努力により多くの困難を乗り越え、目覚ましい発展を遂げてきた。平和と豊かさが、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲とご遺族の皆様のご労苦の上に築かれていることを決して忘れてはならない。我が国に戦争のあった時代が遠くなり、戦争の体験、記憶の風化が危惧される。改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み、次の世代にしっかりと記憶を継承していく責務を果たし、恒久平和の実現へ努力していくことを誓う」と式辞。黙祷のあと、北海道知事(代読)と町議会の米谷友光議長と町遺族会の坂本和子会長が追悼の辞を述べた。

 坂本和子会長は「今日の平和と繁栄は、戦争により尊い命をささげた犠牲の上に築かれたもの。このことは私たち遺族会として子へ孫へ語り伝えることが一番の使命。手を取り力を合わせて恒久平和の確立と心豊かに暮らせる平和な社会実現のため全力を尽くす」と誓った。

 このあと、参列者一人ひとりが式壇に白菊を手向け、戦争の犠牲者に祈りをささげた。

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