最高賞の室蘭市民美術館をささえる会賞に輝き、賞状を受け取る伊藤さん

　室蘭市民美術館をささえる会主催、室蘭民報社など後援の「第２０回港の写生会」の表彰式が２１日、幸町の同美術館で行われた。最高賞の室蘭市民美術館をささえる会賞に輝いた伊藤珠菜さん（登別・鷲別中２年）、室蘭民報社賞の中山紡さん（室蘭・東明中２年）らをたたえた。

　室蘭と近郊に住む小中学生２３人が水彩絵の具などで描いた室蘭フェリーターミナルから見える風景の作品が寄せられた。展示は１５日から始まり、この日が最終日だった。

　表彰式では同美術館の児玉智明会長らが入賞者に表彰状を手渡した。審査委員長の工藤善蔵さんは各作品について「広がりを感じる」「大胆な構図」「感性が光った」「真面目さに感心した」などと講評した。

　室蘭市民美術館をささえる会賞の伊藤珠菜さんは「まさか大賞に選ばれるとは思わなかった。次も頑張りたい」、室蘭民報社賞の中山紡さんは「山がきれいだなと感じて描いた気持ちが評価されてうれしかった」と述べた。

室蘭民報社賞を受ける中山さん