段ボールコンポスト普及に力 市、生ごみの減量を推進【釧路市】
家庭から出る可燃ごみの40%を占める生ごみの減量を進めるため、釧路市は長く減量講習会やコンポスト(堆肥化)容器購入補助を実施しているが、今年度から段ボールコンポストの普及に力を入れている。初期投資が安く、簡単にできるのが理由。担当の市環境事業課は、6月下旬に市内3会場で開催した減量講習会で作り方や使用方法を紹介、昨年実施した実験結果を報告した。
市によると昨年度、市内で発生したごみは6万3439㌧に及び、うち70%近い4万3717㌧を可燃ごみが占める。道内主要10都市の中で3番目に多くのごみを排出しており、処理経費は約19億円に達する。このため1991年から生ごみの堆肥化容器購入助成を始め、2004年から生ごみ減量講習会を開催している。
これら長い取り組みのなかで、市は段ボールコンポストに着目している。スーパーマーケットなどが無料で提供している段ボール(二重構造の果物用が最適)を活用し、底部に補強のための段ボールと新聞紙(2日分程度)を敷き、破損防止ネットをセットする。担当職員の実験(3カ月間)は「腐葉土+米ぬか」と「ビートモス+もみ殻燻炭」を入れた2種類の方法を試し、これらに生ごみを投入。両方とも減量効果を発揮し、残ったものも熟成期間(3カ月程度が理想)の後、堆肥として利用できる。
市はこの方法をホームページで詳細に説明。同課では「要望があれば、出前講座で作り方などを説明したい」と話している。なお今年度、約40億円を投じた新たな最終処分場が新高山で供用開始になったが、これも有限であるだけに、ごみの減量化は今も大きな課題となっている。
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