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函館新聞

夏越豆腐で元気に過ごそう 豆腐組合29、30日に販売【函館】

夏越豆腐の販売をPRする勝又さん(左)と工藤さん

 伝統行事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」に合わせ、函館豆腐油揚組合(工藤英洋理事長、加盟5社)は29、30の両日、宮城県産の在来種「香り豆」を使った「はこだて福豆豆腐」を函館市、七飯町の4店舗で販売する。特別な豆腐を食べ、半年分のけがれを払い、後半も元気に過ごせるよう願う。

 夏越豆腐の取り組みは今年で6年目で、昨年に続いて香り豆を使う。香り豆は東北北部の在来種で大豆の最高級品種とされ、道内では生産していない。全国豆腐品評会で香り豆を使った豆腐は常に優秀な成績を収めているという。

 今回は60キロを仕入れ、4社がオリジナルの製法で福豆豆腐を作る。1パック250グラム入り500円。

 29日は勝田商店、日乃出食品の移動販売「Jⅰmo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」と直売店「Jⅰmo豆腐Soia Plus+(ジモトウフソイアプラス)」(以上七飯)、佐々木豆腐店、堂守豆富店(以上函館)、30日は日乃出食品のみ扱う。1店舗あたり150個限定で、各店で27日まで予約を受け付ける。当日、店頭での購入も可。30日午後3時から、湯倉神社(函館市湯川町2)で日乃出食品の移動販売を行う。

 工藤さん(50)=日乃出食品社長=は「おいしい豆腐を食べたい人は多くなっており、特別な豆腐を食べる習慣を根付かせたい」と話す。同社製造部長の勝又政光さん(49)は「毎年、失敗できないと緊張感を持って作っている。普段スーパーで買う豆腐とは別のものと自負しているので、ぜひ手に取ってほしい」とPRしている。

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