新鮮な野菜並ぶ 農家有志運営「畑のうた」 今季の営業始まる【浦河】
町内の農家有志10件が運営する農産物直売所「畑のうた」(馬道則幸代表)が21日、今季の営業を始め、地場産野菜を求める買い物客でにぎわっている。
「畑のうた」は、2011年(平成23年)から町内東2のホクレンスタンド横で営業を開始。新鮮な地場産の野菜が格安で買えるとあって町外から訪れる人も多い。昨年、これまでの生産者が持ち込んだ野菜などを店のスタッフが販売していた方式を一新。生産者自らが対面で販売する方式に改めたことで、生産者と客の距離がより近くなった。
初日の21日は6件の農家が大根やレタス、カブ、ニラなど朝収穫した新鮮な野菜や手作りの赤飯、べこもちなどが店頭に並び開店と同時に多くの買い物客が訪れた。
生産者の岡田代志子さんは、「何でも、いつでも商品がそろうスーパーとは違って旬の野菜、季節を感じることができる。リピータ―も多く町外からも来てくれるお客さんもいる。そういった人たちを通じて浦河の野菜を知ってもらえることがうれしい」と話した。ホウレンソウやレタスのほか手作りの赤飯、べこもちを販売した大西幸子さんは「野菜の美味しい食べ方や調理方法など、対面で販売することでお客さんや仲間たちと話をする機会が増えて楽しい」と話した。
町内から娘の咲凛(えみり)さん(2)と一緒に訪れた高田肇生さん(32)は、「安くて、おいしい。生産者の人と話をしながら買うことができるので安心して食べられる」と話していた。
「畑のうた」の営業日は毎週火、木、土曜日の午前9時30分~正午まで(商品が無くなり次第閉店)。11月まで営業する。
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