北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施【芽室】

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合いを通じて招待された米国人観光客も参加し、芽室の食や農業に触れた。

農場で焼いたピザを手に記念撮影。前列右から3人目がアマンダさん、その左がマックスさん

 今回のモニターツアーを企画したのは、同ファームの農場長の末吉弘明さん(45)、上芽室のカフェ店長の野澤まどかさん(26)、町内でサイクルツールズムを手掛ける及川雅敦さん(34)。

 3人は3月に開かれた町主催の「観光フォーラム」にパネリストとして登壇し、意見を交わす中で、「それぞれの持つ資源をつなぐ観光ツアー」の話が持ち上がった。モニターツアーでは、農場見学や周辺のサイクリング、同ファームの野菜を使用したピザづくり体験などを盛り込んだ。

 「十勝全体としてインバウンド受け入れの流れがある」(及川さん)として、モニターにはロサンゼルス在住のアマンダ・ステルトさん(35)、マックス・シーガルさん(34)の2人も参加。同ファームの雪室を見学し、興味津々の様子。雪室に貯蔵されていたジャガイモも試食し、ピザづくりではナガイモも味わいマックスさんは「初めて食べた」と笑顔を見せていた。

 ツアーを終え、野澤さんは「一人一人ができることがつながったツアーになった」と話し、及川さんも「商品化にはクリアしなければならない手続きなどがあるが、できる方法を探して商品化につなげられれば」と意欲を見せる。

 末吉さんは「ツアーを通して農場、農家を知ってもらい応援してくれる人を増やせるような観光ができたら。商品化に向け、ツアー内容に収穫体験も盛り込みたい」と話していた。

関連記事

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

十勝毎日新聞

マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】

 芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。  「芽室に感謝す...

十勝毎日新聞

災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】

 広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...

函館新聞

函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..

 函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス