浦河第一中花壇で咲き始めたチューリップ

　浦河第一中（水上義則校長、生徒数１７７人）の前庭の花壇で、色鮮やかなチューリップが見ごろを迎え、登下校や屋外活動の生徒たちを明るい気持ちにさせている。

　前庭花壇のチューリップは、例年だと大型連休の前に満開を迎えるが、雪の少なかった今年は、４月早々に葉が鹿の被害にあったため、１週間ほど夕方から朝方にかけてブルーシートで覆い、何とか無事に成長した。約１５００個の球根から１～３茎が伸び、開花して３週間ほどが見頃という。また、傍らにはブドウの実のようにも見える紫色のムスカリも咲き、チューリップを引き立てている。

　中尾駿斗（はやと）さん（２年）は「春を感じるチューリップが鮮明に咲いていると心も体も落ち着く。これから学校行事が本格的になるので、自分なりに目標を立てて頑張っていきたい」と話していた。

　同校では「地域や保護者の皆さんにも是非とも春に咲く花の代名詞であるチューリップを鑑賞してほしい」としている。