新得町で食品製造・販売業を営む「みうら商店」が、9日に中華料理店をオープンする。腕を振るうのは道外のラーメン店で修業経験がある三浦貴宏社長(50)。長年、夢見てきた地元での飲食店開業を目前にし、「地域密着で誰でも気兼ねなく来店できる町中華を目指す」と意気込んでいる。
三浦社長は新得出身。鉄工所やガラス細工工房などでもの作りの仕事をした後、父親の故宏之さんが経営する同商店の店長を務めた。41歳の時、飲食店開業の夢をかなえるため、愛知県を中心に展開するラーメンチェーン店で6年間修業し、最後の1年間は店長を任された。2021年に宏之さんが亡くなったことをきっかけに帰郷し、後を継いだ。
「先代社長が亡くなって店を継いだ時から、いずれは飲食店を開こうと思っていた」と三浦社長。2年間の構想の末、店の半分を改築して中華料理屋を開くことに決めた。
店のおすすめはしょうゆラーメンだ。低温で5時間以上かけて煮込んだ鶏ガラベースのスープに豚の背脂がかかり、「こっさり」(こってりとあっさりの中間)とした味わい。麺は細麺と中太麺から選べ、固さやネギ、背脂の量などカスタマイズもできる。一品料理やご飯ものも用意するほか、週3日の夜営業では同商店自慢の魚の干物もその場で焼いて提供する。
店内は町中華らしからぬシックな内装。「夜営業があるし、お酒も出すのでそういった雰囲気も取り入れた」。4月26日には町民らを招いてプレオープンを行い、評判も上々だった。三浦社長は「いろいろな人とのつながりの中で開業できる。客との距離が近く、温かい店にしていきたい」と話している。
営業時間は昼が午前11時~午後2時半(ラストオーダー同2時)、夜が午後5時~同11時(ラストオーダー同9時半)。水曜定休で、夜営業は日曜を中心に週3日ほど行う。商店の営業は変わらずに続ける。
問い合わせは同店(0156・64・5239)へ。
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