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網走タイムズ

青年部を結成し、組織継承 「平和の語り部」創設も 網走市連合遺族会の今年度事業

網走市連合遺族会は総会を開き、青年部の結成や平和の語り部の創設など、新たな取り組みを決めた

 【網走】市連合遺族会(増永賢尚会長)の総会が市総合福祉センターで開かれ、組織を継承していくための青年部結成、また戦争の悲惨さを次世代に伝えていく「平和の語り部」など、新たな取り組みを含んだ2024年度事業計画を決めた。

 総会の冒頭、増永会長は成田公義前会長が1月20日に死去したことを報告。出席者全員で黙とうした。

 新年度事業計画のうち、青年部の結成は日本遺族会が活動方針として掲げている「組織の継承」に基づくもの。増永会長によると、昨年11月に北見市温根湯で開かれた網走地区連合遺族会研修会で、青年部が結成されたことから、下部組織の市連合遺族会も結成に向け、取り組みを強化する。

 これに合わせて規約を改正し、役員に青年部長を新設。改選が行われた今総会で、古田純也理事が青年部長に就任した。

 計画の承認を受け、増永会長は「ぜひ皆さんのお子さん、お孫さんに遺族会の話をしていただき、活動に参加してほしい」と、会員に協力を呼びかけた。

 平和の語り部は、まもなく戦後80年を迎える一方、その記憶は少しずつ薄らいでいることから、戦争の記憶を次世代に伝え、恒久平和を考える機会にしていくもの。

 遺族会では、今後の活動の核と位置づける一方、現状では語り部を担ってくれる人がいないことから、増永会長は「もし、戦争について聞いている話があれば、多くの人に知ってもらい、次世代につないでいくため語り部になってほしい」と、会員に協力を求めた。

 総会ではこのほか、毎年6月に旭川で開かれている全道戦没者遺族大会、北海道護国神社慰霊大祭に網走から参加する人が年々減っていることから、これらへの参加を呼びかけるとともに、難しい場合は同じく6月に網走護国神社で行っている春季大祭に出席してほしいとした。

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