サクラの開花が観測された五稜郭公園（１８日午後３時５５分ごろ、千葉卓陽撮影）

　函館地方気象台は１８日、函館市でサクラの開花を発表した。昨年に次ぐ過去２番目の早さ。平年より１０日早かったが、記録が残る１９５３年以降、最も早かった昨年の４月１４日よりは４日遅かった。

　札幌市も同日、開花が宣言され、松前町が１６日に町独自の開花を宣言しており、道内各地に花見の季節が到来した。

　函館では１４～１６日の３日連続で最高気温が２０度を超える夏日を記録し、例年より早い開花が予想されていた。１７、１８日は最高気温が１５度前後に落ちついたが、同気象台職員が１８日午後３時ごろ、五稜郭公園にある標本木のソメイヨシノで５～６輪以上が咲いていることを確認し、開花を宣言した。同気象台では２４日ごろに満開になると予想している。

　函館市では、函館公園と五稜郭公園で２０日から５月６日まで花見電飾を実施。期間中は特定のエリアで花見用火気の使用が可能となる。