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日高報知新聞

HIDAKA PRIDE ~Wagyu United~ 知識や技術の研さんに励む 担い手や畜産担当者育成 黒毛和種保留牛調査会【平取】

題材牛一頭一頭を見ながら保留牛のイメージを共有する参加者

【平取】日高和牛振興協議会(渡辺隆会長)主催の黒毛和種保留牛調査会が13日、平取家畜市場で開かれ、管内各和牛改良組合の若手農業者や農協職員ら約40人が参加して知識や技術の研さんに励んだ。

 同協議会は、管内7組織(えりも、浦河、みついし、静内、新冠、日高、平取)で構成する全国登録協会認定の和牛生産改良組合。

 調査会は、担い手や畜産担当者の育成を目指し昨年度設立したプロジェクト「HIDAKA PRIDE~Wagyu United~」の一環として、町単位では難しかった活動や共進会を通した牛造りの勉強など広域的に行うもの。繁殖雌牛の候補牛を集畜し、血統や増体・体型などさまざまな視点を持った生産者が集まることで情報交換し地域の繁殖基盤の強化を図るほか、JA職員や関係団体も含め審査の目合わせや牛の見方、選畜時の見分けるポイントを学ぶ機会。

 この日は、各農協、各和牛改良組合、各和牛青年・女性部、北海道酪農畜産協会、日高農業改良普及センター、日高生産農業協同組合連合会などから若手農業者や担当者らが参加。

 月齢5~20カ月前後の繁殖雌牛候補牛と今年の共進会牛計15頭が題材牛として持ち込まれた。

 開会式の後、講師の北海道酪農畜産協会の岸大輔さんが「登録審査時の審査方法や各審査項目と経済効果」について説明し、引き続き題材牛の現状審査で、「体積」や「均称」、「品位」、「資質」など審査項目に照らしながら、体躯構成や骨味などの審査標準を確認。一つひとつの説明に、参加者は真剣に耳を傾けていた。

 日高町和牛生産改良組合の伊藤俊介さん(日高町賀張)は「こういう機会を作ってもらうことにより、日高として横のつながりが広められた。地域としての共通の認識を持つことができたことは重要」、一昨年から家業を継いだ浦河町和牛改良組合の狩野佑太さんは「こういった場は、実際に牛を比較しながら農家ごとの違いを学ぶ貴重な機会。外部や専門の人の声を聞き、生産者同士が連携しながら、生産活動に励みたい」と話した。

 道畜産協会の岸さんは「今後、どのような牛を残していくか、日高地域の皆で見てイメージを共有してほしい」と話した。

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