ポスターを手に北斗桜回廊への来場を呼び掛ける観光協会職員

　【北斗】市内４か所のサクラの名所を結ぶ「北斗桜回廊」（北斗市観光協会主催）が２０日、開幕する。会場の一つ、松前藩戸切地陣屋跡では同日、市商工会青年部主催の「北斗陣屋桜まつり」も予定されており、市内では花見や屋台、コンサートなど、春を楽しむイベントを多数企画している。

■４カ所で違う魅力

　〇…北斗桜回廊は当初２９日までを予定していたが、サクラの開花時期に合わせ５月６日までの延長を決めた。法亀寺しだれ桜（向野１）、大野川沿い桜並木（本町２）、松前藩戸切地陣屋跡桜トンネル（野崎６６）、清川千本桜（道道９６号上磯峠下線沿い）の４カ所で、それぞれ違う魅力を持った花見が楽しめ、清川―を除く３会場では期間中、午後６時半からライトアップを行う。時間は戸切地陣屋―と大野川沿い―が午後９時、法亀寺は午後８時半まで。

　大野川沿い児童公園では、本町商店街振興会の屋台による軽食販売（２０、２１、２７～２９日の午前１１時～午後９時ごろ）や、市内店舗を巡るスタンプラリー、上磯吹奏楽団（２０日午後６時半～、戸切地陣屋―）や大野吹奏楽団（２１日午後６時半～、大野川沿い桜並木）らによるミニコンサートなどもある。

　ほかに戸切地陣屋―では、２１、２７～２９日と５月３～５日の午前１１時～午後７時にお手軽ＢＢＱを実施。北斗市産のおぐにビーフが味わえる「赤身・カルビセット（２人前４００グラム）」を６０００円で販売するなど、花見を楽しみながらバーベキューが楽しめる。予約は各日２日前まで。申し込みは同協会ホームページから。同協会は「北斗市に点在する美しいサクラの数々をぜひ見て楽しんで」と呼び掛ける。

■多彩なステージ

　〇…松前藩戸切地陣地跡を会場とする北斗陣屋桜まつりは午前１０時の開会式を皮切りに、上磯小学校による吹奏楽演奏、北斗浜分太鼓による太鼓演奏のほか、ダンスチームによるダンスや道南を拠点に活動するガールズグループ「Ｃｈｕ－Ｈａｐｉ（チューハピ）」によるライブステージを予定。閉会式ではもちまきを行う。

　このほか市商工会女性部や地元店舗などによる軽食販売なども予定。同部は「花見だけでなく食やステージなどたくさんの企画を満喫してほしい」と呼び掛ける。