検定合格を喜ぶ新３年生と、サポートした長内翔太教諭（後列中央）、小島教諭（同右）

　【北斗】北斗高等支援学校の環境・流通サポート科の新３年生２人がこのほど、国家検定のビルクリーニング技能検定２級、３人が３級に合格した。生徒たちは「努力が報われた。就職などに生かしたい」と意気込んでいる。

　全国ビルメンテナンス協会が実施し、合格者はビルクリーニング技能士の資格を得る。昨年１１月に学科試験、同１２月に実技試験を実施し、３月２９日に合格発表があった。

　新３年は米塚星さん（１８）と、小笠原諒さん（同）の２人が２級に合格。米塚さんは１年生時に３級を取得し、２年で２級に挑戦。「実技は自信があったけれど、学科は五分五分だと思った」というが、見事、合格を勝ち取り「うれしい」と笑顔を見せる。

　担任の小島洋昭教諭は「頑張り屋だと思う」と合格した生徒の努力をたたえ、「全員が清掃の仕事に就くわけではないが、これから社会に出るための自信になれば」と話している。

　昨年度の同校ではこのほか、今春卒業生の１人も２級、１人が３級に合格した。