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網走タイムズ

安心して網走で生活を 入学生を地元食材で歓迎 農大生物産業学部の協力会【網走】

入学生や保護者が、網走ならではの料理に舌鼓を打った

 【網走】東農大生物産業学部に入学するため、全国から網走に来て新生活を始める入学生と、その保護者らを温かく迎える歓迎会が、網走セントラルホテルで行われた。

 網走の良さを知ってもらおうと、同学部協力会(会長・北村讓二網商会頭)が毎年開いているが、ここ数年は新型コロナの影響で中止しており、今回は5年ぶりの開催となった。

 参加したのは、250人の入学生と、入学式に合わせて来網した保護者、きょうだいで、合わせて約460人が出席した。

 北村会長はあいさつの冒頭、能登半島地震で被災、または犠牲となった人たちにおくやみと見舞いの言葉を述べた。

 入学生に向けては「網走は人口4万人に満たないが、たくさんの魅力があるまち。夢と希望にあふれる大学生活になることを願っています」と歓迎の言葉。保護者には「お子さんを大事にお守りしていきますので、ご安心ください」と述べた。

 これを受け、西野康人学部長学部長が「今までいろんな大学にいたが、地域を挙げて歓迎会を開いてくれるところはなかった」と、網走挙げての協力に感謝する言葉を述べた。

 この後、東農大や東農短大に在学する保護者でつくる「東農大教育後援会」の福井聖子副会長の発声で乾杯した。

 入学生や保護者は、ホタテの刺し身やイクラしょうゆ漬け、クジラ竜田揚げ、ワカサギの天ぷらなど、テーブルにずらりと並んだ網走ならではの料理に「すごいね」と驚きながら舌鼓。会場後方にも長天やいもだんご、網走ちゃんぽんと、網走を代表する味を提供するコーナーが設けられ、どこも長蛇の列が出来ていた。

 YOSAKOIソーラン同好会「農天揆」の演舞、東農大全学応援団のリーダー公開など、入学生の先輩たちによる余興も行われ、入学生は歓迎会を楽しんでいた。

 茨城県阿見町出身で、食香粧化学科に入学した沈美優さんは、高校2年生の時に同大世田谷キャンパスで開かれた説明会に参加。興味があったし、楽しそうだったので進学先に選んだという。

 「大学で香りを学びたい」と夢を膨らませる沈さんは、この日のメニューに「イクラがおいしい」と大喜び。市や網走漁協が提供したホタテを使った学食メニューも、同学科のインスタグラムで知っており「今から楽しみ」と話していた。

 沈さんに同行して網走を訪れた母の久美子さんは「どこのお店に行っても良くしてくれる」と、市民のやさしさに感激したよう。美優さんは大事な一人娘だが「何を食べてもおいしいので、太りすぎないように気をつけて」と笑いながら話すなど、離れて暮らす不安も歓迎会で払しょくできたようだ。

 この日、参加した人たちにはJAオホーツク網走から「あずきじゃむ」「きなころん」が、お土産として配られた。

 歓迎会に食材を提供、協力した企業、団体は次の通り。(順不同)

 ▽網走漁協「ホタテ刺身」「鮭いくら」▽網走くじら協議会「くじら肉竜田揚げ」▽西網走漁協「ワカサギ天ぷら、佃煮」▽JAオホーツク網走「長イモ天ぷら、ゆかり漬け」「芝桜あんまん」▽北見食品工業「長天」▽日本ホワイトファーム「知床鶏のチーズ焼きハーブの香り」▽金印わさび「山わさび醤油漬け」「きざみわさび(本わさび)」▽楠目牧場「オホーツクあばしり牛乳」▽BUONOオホーツク・網走商工会議所「しじみ汁」▽網走ちゃんぽん研究会「網走ちゃんぽん」▽網走商工会議所女性部「でんぷん団子」

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