縄文DOHNANプロジェクト、子どものアイデア生かしかるた披露【函館】
世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の魅力発信に取り組む「縄文DOHNANプロジェクト」が制作を進めていた「どうなん縄文かるた」がこのほど完成し、20日に函館蔦屋書店で披露された。
かるたは、子どもたちの郷土愛を育もうと企業などの協賛を受けて1000セットを制作し、読み句に子どもたちの寄せたアイデアを活用。530人の応募の中から20人の作品を採用し、不採用になった作品も発想を生かす形で読み句に取り入れている。
お披露目会では、かるたに投稿作が採用された20人のうち、来場した10人を表彰。山田かおり代表(46)と函館のご当地ヒーロー「イカダベッサー」が賞状と記念品を手渡した。かるたは税込み1650円。蔦屋書店で販売するほか、4月から函館山ロープウェイでも取り扱う。渡島、桧山管内の小学校や児童館などに450セット寄贈する。
■新代表に須摩さん
2019年のプロジェクト立ち上げから代表を務めた山田さんは3月末に退任し、須摩直樹副代表(47)に代表を引き継ぐ。山田さんは「多くの方にサポートしてもらい、動画や紙芝居、かるたなどの制作を通じて、市民や子どもたちに魅力を伝えることができた」と振り返る。須摩さんは「季節ごとのイベントなどを通じて、多くの子どもたちに縄文に親しんでもらいたい」と意欲を見せている。
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