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函館新聞

航空業界の人材確保支援 函館市が新規事業【函館】

2月末まで運航した香港航空のエアバスA333型機。新規事業で航空業界の人材確保につなげる

 函館市は新年度、海外航空路線の定期化に向けた新規事業としてグランドハンドリング(地上支援業務)体験のイベントを開き、航空業界の人材確保を支援する。香港の大手航空会社、香港航空が昨年12月から2月まで季節定期便として運航した函館―香港線を含めると3社が乗り入れており、インバウンド(外国人旅行客)対応の強化とともに空港業務を担う人材確保を図る構えだ。

 函館空港国際線の搭乗率は、昨年5月から定期便を再開した台湾の格安航空会社、タイガーエア台湾が台北(桃園)を結ぶ路線で平均92・5%で推移。函館―香港線の搭乗者数と搭乗率は、昨年12月が3621人で77・5%、今年1月が6962人で66・2%を記録。市によると、香港航空の実績は全国的に比較すると健闘した数字だという。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で航空業界は困難な状況に陥り、離職や人員削減せざるを得ない状況になった。昨年5月のコロナ5類移行後も人員体制に苦戦する空港が全国にある中、函館には今年2月から新たに台湾の新興航空会社、スターラックス航空が運航を開始。3社が乗り入れる状況となり、市は就航日が重ならないようにするなど人手不足に対応する実情があったとした上で「空港業務を担う人材の確保が必要で、新たな航空路線の誘致と拡充のためにも必須」とする。

 グランドハンドリングは、荷物の積み込みや保安検査業務などを行う。市は来年3月、空港業界の認知度拡大を狙い、高校生や大学生を対象に函館空港で業務体験イベントを開催する。

 イベントは、空港施設を運営する北海道エアポート函館空港事業所と連携し、函館空港国際線ターミナルで離発着する航空機の誘導を学ぶマーシャラー体験や現場見学を想定。知る機会の少ない業務の紹介も含め業界全体の魅力、やりがいをPRする。予算は、航空・空港業務受け入れ体制強化支援事業費として58万円を措置した。

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