アンケートで最も票数を集めた長万部駅のデザイン案（鉄道・運輸機構提供）

　【長万部】町は、北海道新幹線長万部駅の駅舎デザインについて町民らから募ったアンケートの結果を公表した。３案のうち票数が最も多かった「人と時代が交差する　次世代に繋がる駅」を基本構想としたとしたＡ案を、鉄道建設・運輸施設整備支援機構へ推薦することを決定した。

　町では２０２２年３月に「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」というデザインコンセプトを機構側へ提案し、昨年１０月に示された３つのデザイン案を、今年２月１日から２９日まで町内６カ所に設置した投票箱に加え、インターネットを活用したウェブ投票を実施した。

　投票総数７０７票（無効票６票）のうち、Ａ案が４割以上の３０１票を獲得。次いでＣ案「大自然感じる北の煌めきの駅」（２０７票）、「湯けむり香る柔らかな揺らめきの駅」Ｂ案（１９３票）と続いた。

　町では１８日に開いた駅デザイン検討委員会でＡ案を鉄道・運輸機構への推薦案として決定し、木幡正志町長へ答申した。

　町では今後、ホームからの眺望を楽しめる駅設計にするよう附帯意見をつけた上で、同機構へ推薦書を提出する。