11人が新たな一歩 管内で最も早く荻伏小で第129回卒業式【浦河】
管内小学校で最も早い卒業式が18日、浦河町立荻伏小(櫻井亮校長、児童50人) の体育館で実施され、卒業生11人が通い慣れた学びやを巣立った。
式は、在校生のほか保護者や10人の来賓らが出席。卒業生たちは真新しい中学校の制服などに身を包み入場し、櫻井校長から一人ひとりへ卒業証書が手渡された。同校の卒業生は5093人となった。
式辞で櫻井校長は「4月から新しいステージに進む皆さんに覚えてほしい言葉がある。今日一日親切にしようと想う。明るく朗らかにしようと想う。今日一日謙虚にしようと想う。今日一日素直になろうと想う。今日一日感謝しようと想う。この5つは、一日一回心の中で朝必ず想ってほしい。これからもずっと明るく優しく、自分らしくあってほしい。自分と仲間を大切にしてほしいと願いながら、私は子どもの成長を見守り、応援し続けることを約束する」と述べた。
一戸嘉美P T A 会長は「中学校へ進学してからも先生方から学んだこと、6年間作り上げてきた仲間との強い絆を忘れず、お互いのいいところを生かしてください。そして夢や希望を持ち目標に向かって挑戦してください」と激励した。
このあと卒業生たちから小学校生活で頑張ったこと、保護者へ感謝の気持ち、中学校で頑張りたいことを発表した。
在校生は6年生との思い出を振り返りながらお別れの歌として「音楽のおくりもの」を合唱。「ありがとう6年生。今は希望を持って大きく羽ばたく、皆さんの活躍を心から祈っています。さようなら」と別れを告げた。
最後に卒業生は在校生や保護者、先生へ感謝の言葉を話し、「今まで学んだことを中学校でも生かし頑張ってきます。いよいよお別れの時です。卒業証書を手に新たな一歩を踏み出します。これから広がる未来に向かって。さようなら」と述べ、全校合唱「旅立ちの日に」を高らかに歌った。
出席した保護者は子どもの成長した姿に目頭を熱くさせ、盛んにカメラやスマホのシャッターを切っていた。
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