除雪作業車を見学する大岸小児童（提供写真）

　豊浦町大岸小学校（南正彦校長、１２人）は２０２３年度中に取り組んだじもと発見プロジェクトの最後の授業として「縁の下の力持ち～私たちの安全を守る仕事～」を学ぶため、地元の道路を守る同町豊泉の豊浦建設工業道路維持除雪工事事務所を訪れた。

　地元の除雪を担当する、豊浦建設工業の金丸淳代表取締役社長が出迎え「今日はいろいろな機械に実際に乗って触って体験して、職人さんのすごい技も見てほしい」とあいさつ。担当の職員から仕事の説明を受けた。

　担当職員は、冬の除雪だけが仕事ではなく、トンネルのつらら落としや道路とトンネルの掃除、道路わきの草刈りや街灯の電気交換、雨水の配管清掃などの年間業務を説明。

　「この間の大雪では、おじさんたちが助けに行きました。歩道と車道の除雪をしたり、トレーラーを引っ張っり、丸一日かかりました」と話すと児童らは目を丸くして驚いた。

　見学後は、実際に高所作業車などに乗車し、バックホーで穴掘りを体験。竹田結菜さん（４年）は「みんなの安全を守るなくてはならない仕事だということが分かった。大きくなったらオペレーターになりたい」と語った。