愛好家集まり仕込み作業 うらかわ手前味噌の会に21人参加【浦河】
手づくりみその愛好家による「第7回うらかわ手前味噌の会」が17、18日の両日、浦河町基幹集落センター堺町会館で開かれ、町内外から21人が参加し、約10㌔のみその仕込み作業に取り組んだ。
うらかわ手前味噌の会(加藤エミ代表)が主催。みそを仕込むのに最適な厳冬期に例年実施。会場のガスコンロの数に限りがあるため参加人数は限定されるが、毎年、口コミで集まった愛好者たちが、北海道産の大豆を使った本格的なみそをつくっている。
同会では、少しでも多くの人に参加してもらおうと日程を2回に分けて実施。
みそづくりは、参加者がそれぞれ前日朝から大豆を洗い、水に浸すなどの事前準備を自宅で行うところから始まる。当日の会場では、一昼夜冷水に浸した大豆を持ち寄り、50㍑型の大鍋で粒を壊さないようにかき混ぜながら、3時間ほど柔らかくなるまで煮詰める。茹で上がった豆をミンサー機にかけて挽き、粗熱がとれたら塩と麹を一緒に練り合わせ、団子状にしたものを、樽にたたきつけながら詰めていく。こうして、樽に仕込んだみそは、空気に触れないよう蓋をして1年ほど寝かせて完成する。
参加者たちは、鍋の中の大豆を交代でかき混ぜたり、茹で上がった豆をうちわであおぐなど、役割分担しながら作業を行い、一人約10㌔のみそを樽に仕込んだ。
帯広市から参加した40代男性は「手づくりみそは、家族に大好評で毎年参加している。転勤で浦河を離れたが、これからもこの会に通ってみそづくりを続けたい」と話していた。
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