春の陽気の下で顔を出し始めたフキノトウ＝１４日、室蘭市陣屋町

　胆振地方は１４日、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で各地で気温が上昇し、４月上旬～５月上旬並みの気温となった。室蘭地方気象台によると、登別市で９．７度、白老町は１３．１度となり、観測１１地点のうち６地点で２月の観測史上最高気温を記録した。

　同気象台によると、午後４時までの西胆振各地の最高気温は、室蘭１０．５度、伊達８．７度、大岸９．９度など。いずれも平年を大きく上回った。

　室蘭市陣屋町の斜面では、フキノトウが地中から顔を出し始め、日差しを浴びていた。

　１５日の予想最高気温は、室蘭、登別、伊達いずれも４．０度。午後にかけ低気圧が近づくため、日中から夜にかけては湿った雪が降る予報。