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日高報知新聞

試作した5品を試食 静農ブランド開発推進プロジェクト【新ひだか】

商品開発の仕上がりを吟味するプロジェクト関係者

【新ひだか】町が進めている「静農ブランド開発推進プロジェクト」の開発商品5品の試食会が24日、静内農高(赤穂悦生校長、生徒158人)の体育館で開かれ、食品科学科の生徒61人と町、各産業団体、連携事業者が参加して試作した5品の出来栄えを確かめた。

左から①ごはんにのっけくん・ハンバーグ味(お料理 あま屋×3年生)②柔(やわらか)の道(ひだかミート×2年生)③焼き昆布と鮭・鱈のフレーク(一力×3年生)④日高昆布かおる甘塩だれ・ミニトマトゆたかスバイシーカレーだれ(くしやフーズ×2年生)⑤静農サブレ(プレーン、キャラメル、ピスタチオ)(手作り工房さくら×3年生)

 国の3年間の推進交付金を受けた同プロジェクトは、同校や町、しずない・みついし農協、ひだか漁協、町商工会、町観光協会、各産業団体及び事業者などが連携し、町の優れた地域資源を活かした特産品開発や販路拡大などにより、地域経済の活性化や雇用の増加、地域産業に担い手育成を推進するもの。

 令和4年度から6年度まで運営支援を担当するTAISHI(札幌市・観光、商品開発、販路開拓などを業務)の助言を受けながら商品開発の流れや事業スケジュール、想定している資源(ミニトマト、みついし牛、みついし昆布、農水産物)、連携事業者、商談会・展示会への出展などについて学び、地域ブランドの持続可能な商品開発を目指している。

 この日は、生徒(2、3年生)が考えたレシピと試作を繰り返し、連携する業者とのコラボにより商品開発された5商品の試食が行われた。各チームの班長が、開発コンセプトや商品の特徴、地元食材、容量、単価を説明し、工夫や苦労した点などを説明した。

 試食後は、各産業団体及び事業者、生徒代表から感想などが発表され、講評で、大野克之町長は「どれもおいしくいただいた。パッケージのデザインについては、昨年と比べ見やすく進化している。地元に愛される商品としてさらにステップアップしてほしい。町内での販売コーナーも検討していく」と激励した。

 商品開発は昨年5月から取り組み、連携事業者からのアドバイスや旨みや味の調整などの商品仕上げが行われ、今回の試作品が完成。試食会でのアンケートを実施してさらに磨き上げ、パッケージなどには静農ブランドロゴを表示する。

 2月6日から東京ビッグサイトで開催の「山の恵みプロジェクト」ブースへ出展し、農高生や連携業者、町が5商品のPRと商談会への参加を予定している。

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