教育活動向上へ情報共有 日高教育研究所 令和5年度研究発表大会【浦河】
日高教育研究所・教職員研修センター(櫻井亮所長)は25日、令和5年度研究発表大会を開催した。研究主題「“主体的・対話的で深い学び”の視点を取り入れた授業改善」のもと、研究所員・協力員が取り組んできた実践を発表し、管内の教育活動向上に向けて情報共有を図った。
コロナ禍以降、オンラインによる開催となっていた大会だが、新型コロナウイルス感染症が感染症5類に移行となったことから、4年ぶりに町総合文化会館で参加者が一堂に会し、対面形式で行われた。研究所員をはじめ、管内の小中学校から約40人の教職員が参加。
あいさつで櫻井所長は、研究所員や協力員、協力校の教職員へ謝辞を述べたうえで「今年度の実践研究の成果や課題を皆さんで共有し、積極的な話し合いで有意義な大会としてほしい。そして、大会を通して得られる成果を、管内の各学校の校内研修の充実に生かしてもらいたい」と期待を寄せた。
全体発表では、理論編として堺町小の高橋七美教諭が研究の概要と推進の内容を説明。実践編では研究協力校の三石小の牧野貴子教諭が、児童が主体となって学び合う授業づくりに向けて取り組んできた研究実践について報告した。
高橋教諭は「学習指導要領に書かれているからやらなければならないのではなく、今の社会、未来の社会に求められている資質能力を考えたうえで高めていきたい観点であるから、研究を進めていく必要があると考えている。みなさんと課題やアイデアを共有し、参加した全ての先生たちの学びを前に進められる場にしてほしい」と呼び掛けた。
このあと参加者は、小学校部会、中学校部会に分かれ分散会を行い、研究協力員がこれまで実践に取り組んできた成果を発表し、授業改善に向けて積極的に意見を交わした。
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