幌別ベアーズ卒団式、6年生5人思い出胸に 全道2大会8強、室民旗Vで有終の美【登別】
全道2大会ベスト8 室民杯12年ぶりV
登別の少年軟式野球チーム・幌別ベアーズ(名和誠浩監督)の第39期生卒団式が20日、白老町の湯元ほくようで開かれた。昨シーズン、主力として活躍し、二つの全道大会出場を果たした6年生5人が、たくさんの思い出を胸に巣立った。
チームは昨年、支部予選を優勝して第44回スタルヒン杯争奪全道スポーツ少年団軟式野球交流大会(7月、旭川市)と、ホクレン旗争奪第41回北海道少年軟式野球選手権大会(7~8月、札幌市)に出場。ともにベスト8の成績を収めた。
シーズン終盤の第12回室蘭民報社旗争奪登別少年軟式野球大会兼第40回登別市少年軟式野球連盟納会大会(10月、登別市)では12年ぶりの優勝で、有終の美を飾った。
名和監督(42)は「指導者と子どもたちが一緒の目標に向かって頑張ることができたシーズンだった。特に6年生は春先から『全道大会に行きたい』という強い気持ちがあった」と振り返る。
チームのエースとして活躍した疋田蓮人君(幌別小)は「全道大会で完投勝利できたことが一番の思い出」と胸を張る。「中学では全ポジションを守りたい」と抱負。女房役の佐藤理潤君(同)は「若草公園少年野球場で本塁打を打てたことが思い出。中学でも本塁打を打ちたい」と長打にこだわりを見せた。
内野陣の菅野照太君(幌別東小、二塁手)、澤山煌成君(若草小、三塁手)、佐々木碧斗君(登別小、遊撃手)は、思い出として「全道大会に二つ行けたこと」と口をそろえた。「何をするにしても活躍したい」(菅野君)、「投手でもレギュラーに」(澤山君)、「ヒットをたくさん打ちたい」(佐々木君)と中学での目標を述べた。
名和監督は6年生の頑張りをたたえようと、栗山町の友人のつてを頼り、野球日本代表監督としてWBCを優勝した栗山英樹さん(現北海道日本ハムファイターズCBO)に色紙を依頼。5人の名前と「夢は正夢」と書かれた直筆の色紙5枚が届いた。
この日、サプライズで色紙を手渡し「野球だけでなく何でもいいので、チームで培った全力プレーで、何事もがむしゃらに、必死にやってもらえたら」と5人にエールを送った。
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