“えりもの味”の進化に 文化財保存活用地域計画策定協 食文化部会の第2回試作会【えりも】
【えりも】町内の自然や文化の発掘と活用、それを次世代に引き継ぐ、町文化財保存活用地域計画策定協議会・食文化部会(小笠原登子部会長)の第2回試作会が22日、町保健センター栄養指導実習室で開かれ、部会委員、町教委の中岡利泰社会教育課長、えりも漁協の住野谷張貴専務、町郷土資料館学芸員など15人が参加して、えりも海域で真冬に漁獲されたマダラで、タラとたち(白子)のフライ、タラ三平汁の試作と昨年12月11日仕込んだサケ飯寿司を開封して試食した。
サケとたちのフライは、溶き卵を使わずパン粉に刻みコンブをまぶして油で揚げ、三平汁はタラのあらをぶつ切りにし、それにジャガイモ、ニンジン、ネギなどの野菜を塩味で煮込んだ。
調理は三班に分かれて、川﨑尚子部会委員のアドバイスを受けながら励み、炊飯では小笠原部会長が、炊飯開始15分ほど前に幅5㌢、長さ15㌢ほどのコンブを2枚入れ、そのまま炊飯してコンブ出汁がご飯にしみ出て一層うま味が増すことを披露。サケの飯寿司は、資料館の暗所に40日ほど保存していた樽からの開封に興味津々の様子。
昼食を兼ねた試食会では、全員が出来栄えに満足しながら、地元産の豊富な海産物を一層活用する調理法を工夫しあおうと話しあった。
試食会に参加した川上松美教育長は「飯寿司、天ぷらすべての味に満足した。豊富な食材を活用して、食文化を一層発掘し“えりもの味”の進化に努めてほしい」と期待した。
関連記事
清流日本一 美化続け32年 「歴舟川守る会」解散【大樹】
大樹町の町民有志で構成する「歴舟川の清流を守る会」(奥田眞行会長)の解散総会が25日、町経済センターで開かれ、「清流日本一」を町内外に発信した32年間の活動にピリオドを打った。奥田会長は「高齢化...
満開のツツジ楽しむ 義経鍋や催しも【本別】
「第66回本別山渓つつじ祭り」(実行委、町観光協会主催)が28日午前10時から、義経の里本別公園で開かれた。好天のもと、町内外から多くの人が訪れ、満開のツツジを愛(め)でながら食やステージイベ...
道の駅でハマナス味のソフト登場 ジャムをトッピング【浦幌】
道の駅うらほろ(浦幌町北町16ノ3)に、町で栽培したハマナスのジャムを使った「ハマナスソースのソフトクリーム」が登場した。 ハマナスを使った化粧品「rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)...
函館の面影、貴重な写真で 熊谷孝太郎と間世潜の特別展 道立美術館で開幕【..
道立函館美術館(辻俊行館長)の今年度最初の特別展「熊谷孝太郎 間世潜 時の彼方へ 函館から」が27日、同館で始まった。道南にゆかりがあり、大正から昭和にかけて活躍した2人の写真家が伝える約21...
歴史ある空間で特別な時間 五島軒のカフェがオープン【函館】
函館の老舗レストラン・五島軒(若山豪社長)は27日、末広町の本店1階で新業態となるカフェ「ブリューネ&エリザベス」の営業を始めた。 カフェは宴会の待合室として利用していたロビーを活用。店...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
2ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】
3函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
4桜雲包む最北の城下町 松前さくらまつり開幕【松前】
5丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
-
1
米粉100%使用シフォンケーキ開発 函館のカフェ【函館】
2函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
3丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
4室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
5森町地域おこし協力隊に元プロ野球選手の吉田さん着任【森】