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網走タイムズ

川湯温泉キャラバン隊が来網 冬のお得クーポンをPR 今後の相互観光連携も打診

網走市役所を訪れた川湯温泉キャラバン隊(左列)

 【網走】弟子屈町川湯温泉の観光キャラバン隊が網走市役所やオホーツク総合振興局などを訪れ、冬観光をPRしたほか、近隣でのマイクロツーリズム推進を目指し、観光振興分野で今後の相互協力を要請した。

 川湯温泉は網走から1時間、東に摩周湖、西に屈斜路湖を望む大自然に囲まれた温泉地。阿寒摩周国立公園に位置する。

 日本でも数少ない火山性特有の泉質で、強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉の〝強い温泉〟として知られ、療養泉としても人気のある名湯。

 昭和から平成にかけ、数多くの温泉宿が立ち並び、街中には土産店や飲食店が軒を連ねるなど、大いににぎわった温泉街だが、近年はホテルの廃業が進んでいる。

 だが、近年、官民一体となった地域の再生事業に取り組み、街中の景観改善や廃ホテルの解体、撤去が行われ、大手総合リゾート運営会社の星野リゾートが進出を決めるなど、再開発への勢いは目覚ましい。

 今回、来網したキャラバン隊は、川湯温泉料飲店組合と阿寒摩周湖国立公園川湯地区運営協会、摩周湖観光協会の役員ら。

 冬の観光シーズンに実施する川湯料飲店組合のクーポン事業「得得得クーポン」のPRと、近隣での観光活性化を目指し、マイクロツーリズムの推進に向け、相互協力関係を再構築する要請を目的としている。

 網走市役所やオホーツク総合振興局では、川湯温泉の直近の取り組み状況や、現在の温泉街についての説明を行い、クーポン事業をPR。それぞれの地域における観光情報などを交換した。

 また「コロナ禍による傷は深く、閑散期の観光振興が必須。圏域を見つめなおし、相互に協力し合い、互いの観光振興を図っていきたい」などを申し出た。

 同組合の宮崎健一副組合長は「網走や川湯、阿寒、知床など、近隣の温泉地は、マイクロツーリズムで互いに発展してきた経過がある。再び、地域を見直し、川湯温泉にもぜひ、お越しを」と呼び掛けた。

 網走市の後藤利博副市長は「以前は家族や友人、慰安旅行などで川湯や温根湯、知床などによく行ったが、近年の機会は減っている。互いに地域を盛り立て合うのはいいこと。協力したい」などと応えた。

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