北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

網走タイムズ

今年は上々の釣果で開幕 網走湖の氷上ワカサギ釣り【網走】

市内近郊を始め、地元の太公望でにぎわうワカサギ釣り会場

 【網走】オホーツクの冬の風物詩「網走湖のワカサギ釣り」が解禁となり、多くの親子連れや観光客らが北国ならではの釣りを楽しんでいる。

 網走湖のワカサギは道内一の漁獲量を誇り、冬の風物でもある氷上ワカサギ釣りも穴釣りファンから「道内一」の呼び声が高い人気の釣り場。

 昨シーズンは暖冬の影響で予定より2日遅い7日の解禁となったが、今シーズンは昨年12月中旬からの厳しい〝しばれ〟で、氷の厚さは安全基準とする15㌢以上を超える20㌢に達しており、予定通り5日に解禁となった。

 解禁日は、朝から多くの穴釣りファンらが「待ってました」と会場を訪れた。

 好天に恵まれ、湖の上を走る風は弱く、会場周辺の気温も氷点下5度前後と、ワカサギ釣りとしては絶好のコンディション。

 来場者は市内を中心に北見や弟子屈、帯広、旭川など、道内の氷穴釣りファンが中心だが、アフターコロナで、本州からの来場もしっかりと回復。「穴開け器」で硬い氷にガリガリ、ゴリゴリという音を響かせて釣り穴を開け、次々とワカサギを釣り上げていた。

 また、昨シーズンは湖全体の魚体数の減少で、資源保護のため、シーズン半ばで営業を見合わせただけに、今シーズンの釣果を心配する声も少なくなかったが、解禁直後の3連休の釣果は大漁。

 サイズは中型がメーンで、例年よりもサイズは良好。初心者や子どもでも数十匹を釣り上げ、中には3桁の釣果もあった。

 東京から年越しのため、網走にある祖母の家に来ていた大学生の兄弟は、羽田空港の事故で帰京できず、滞在期間が延びたことからワカサギ釣りに挑戦。「晩のおかずは任せて」と釣り場に来たといい、良型のワカサギを目標数釣り上げて「面目を保った」と喜んでいた。

 市観光協会の二宮直樹専務は「開幕から上々の釣果です。日本一とされる網走湖のワカサギ釣りを、多くの方々に楽しんでもいたい」と話している。

 網走湖のワカサギ釣り遊漁料は大人900円、小学生450円。貸しさお250円、貸しいす100円などのレンタルグッズもある。

 穴あけからのセット料金は2200円。寒風をさえぎって釣りを楽しめる2―4人用のレンタルテントは2千―4千円。会場で釣りたての天ぷらを楽しめるセットは1千円などもある。

 営業時間は午前8時半から午後4時まで。問い合わせは網走市観光協会(☎0152・44・5849)、ワカサギ釣り会場直通電話(☎0152・48・2289)へ。

関連記事

室蘭民報

今季初のクルーズ船、オランダ船籍・ウエステルダム 室蘭港、市民団体おもて..

 オランダ船籍のウエステルダム(8万2500トン)が29日、室蘭港に入港した。乗客たちは登別や洞爺湖など西胆振観光を楽しんだ後、釧路港へ向け出航した。クルーズ船の入港は今季初。  同船は201...

十勝毎日新聞

満開のツツジ楽しむ 義経鍋や催しも【本別】

 「第66回本別山渓つつじ祭り」(実行委、町観光協会主催)が28日午前10時から、義経の里本別公園で開かれた。好天のもと、町内外から多くの人が訪れ、満開のツツジを愛(め)でながら食やステージイベ...

室蘭民報

元気いっぱいデビュー  昭和新山熊牧場、4頭生まれる【壮瞥】

 【壮瞥】昭和新山熊牧場(壮瞥町昭和新山、岩倉光良代表取締役社長)で、今年も子グマがデビューした。つぶらな瞳に縫いぐるみのような容姿、元気よく走り回る姿が、観光客の人気を集めている。  4頭...

網走タイムズ

クジラ、海鳥を見よう 準備万端、安全第一で 今季の運航始まる あばしりネ..

 【網走】クジラやイルカ、海鳥など、多彩で豊かなオホーツクの生態系を体感できる「あばしりネイチャークルーズ」の今シーズン運航が始まった。運航前には、網走海保による同クルーズに使われる小型観光船...

十勝毎日新聞

27日 駅前で町観光オープン式 縁日や吹奏楽演奏【池田】

 池田町観光協会は、27日午前10時半からJR池田駅前噴水広場で「2024池田町観光オープン式」を開く。町内事業者らの飲食物コーナーや子ども縁日が並ぶほか、池田高校吹奏楽部の演奏、バナナ饅頭(まん...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス