千軒そばの会が体験会

手打ちそばの魅力を学んだ体験会

　【福島】千軒そばの会（星井克彦会長）は２４日、年越し・そば打ち体験教室を町活性化センター「あづまーる」（町千軒）で開いた。町内外から５人が参加し、そばの魅力を自らの手と舌で味わった。

　町教委との共催。同会には全麺協（東京）のそば打ち有段者も在籍。会員が水回しや柔らかさの目安、伸ばし方のこつなどの解説を加えながら、星井会長が手本として手際よくこねたそばをのし、小気味良い音を響かせながら鮮やかなそばに仕上げる様子を見せた。

　参加者にはそれぞれ会員が付き、作業を開始。力を込めて丸めたり、厚さを調整しながらのし棒を動かしたりと行程を楽しんだ。終了後は参加者が打ったものも交えて、そばが振る舞われた。

　町三岳の新屋光彦さん（６７）は初めてのそば打ちで「こねる作業が難しいところもあったがイメージした感じで打つことができた。何回か継続して体験したい」と話していた。

　同会は毎月第２、４日曜日を基本に例会を開催し、見学もできる。星井会長は「若い人や女性にも気軽に参加してもらえたら」と話している。