思い思いに初滑りを楽しむ愛好者たち＝２５日午前

　伊達市大滝区の大滝クロスカントリースキーコースが２５日、今季オープンした。積雪が少ないため、初日は大滝総合運動公園のグラウンド周回コースのみ開放となったが、朝から多くの愛好者が訪れ、初滑りを満喫していた。

　グラウンドの周回コースのほか、３．５キロ、５キロ、８キロのコースがある。ただ、８キロコースは１１月の大雨の影響でコースが一部破損し本年度は開放しない。管理する大滝まちづくりサポートによると、積雪は例年の半分以下の二十数センチ程度で３．５キロ、５キロについても、積雪の状況を見ながら開放するという。

　初日は天候にも恵まれ、続々と愛好者が来場。スキー板のチェックを終え、雪の感触を確かめながら滑りを楽しんでいた。洞爺湖町高砂町の泰地恵さん（６８）は「しばれが厳しく、雪質がサラサラしてて滑りやすい」と息を弾ませていた。昨シーズン８０キロのクロカン大会に挑戦し、見事完走した長崎保英さん（８６）は「とても楽しみにしてました」と笑顔を見せた。

　開設期間は来年３月３１日まで。利用は無料。休憩所キートスマヤの利用時間は午前９時～午後５時。問い合わせは同サポート、電話０１４２・６８局５５６６番へ。