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釧路新聞

釧之助2階水族館にクロウミウマ、来年の干支「辰」観賞を【釧路町】

 【釧路町】来年の干(え)支(と)の「辰」は十二支の中でも唯一の想像上の生物だが、マルサ笹谷商店が運営する釧之助本店2階のくしろ水族館ぷくぷく(町光和4)では、辰に似ているタツノオトシゴの仲間「クロウミウマ」を見られる。同水族館の大野歩夢飼育員は「タツノオトシゴ属が見られるのは道東ではここだけ」と来館を呼び掛けている。(橋本梓)

 同水族館は2018年7月に開館。釧路近海で見られる北方の海の生物の展示に力を入れつつ、クロウミウマなど南方の魚も通年で観察できる。現在は約300種の約1300匹を飼育している。

 クロウミウマは暖かい海に生息する、タツノオトシゴ属の魚で、「辰」に似た特徴的な姿をしている。体長は平均で10㌢ほど。雌が産んだ卵を雄が腹の袋で育てる珍しい生態をしており、魚類屈指の「イクメン魚」。泳ぎが下手で、普段は岩や海藻にしがみつき、流れてくるプランクトンを摂取して生きている。

 同館では入り口付近の「南のおさかなコーナー」に7匹展示しており、同じ水槽で展示する縦に泳ぐヘコアユや、生きた化石と呼ばれるカブトガニなどと一緒に、南の海を感じられる。大野飼育員は「縁起物の魚を観察し、一年の幸運を祈願しては」と話していた。

 このほか同水族館では1月3日から同30日まで、タイの特別展示を予定。3、~5日には先着100人限定の福引きを企画しており、賞品として魚の餌やり体験などが当たる。営業時間は午前9時~午後6時まで。年末の通常営業は30日までで、31日は最終入場午後2時、同2時30分閉館。年明けは3日から。入場料大人800円、小学生400円。問い合わせは同店0154(64)5000へ。

道東では同水族館でしか見られないタツノオトシゴの仲間「クロウミウマ」

「おいしい魚から珍しい魚までそろっているので、ぜひ、見に来て」と大野飼育員

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