国籍を越えた交流に HISAE日本語学校 年末パーティー楽しむ
今年4月に苫小牧市若草町で開校したHISAE日本語学校北海道とまこまい校(五十嵐啓子校長)は20日、学生を対象にした「年末パーティー」を初開催した。ネパールやスリランカ、バングラデシュなど7カ国の学生36人と教職員ら15人が参加し、食事を楽しみながら交流を深めた。
同校によると、留学生のほとんどは年末年始、故郷に帰らないという。異国で過ごす年末を楽しんでほしいと、教職員らが準備してきた。食事はイスラム教徒に対応したハラル食も用意し、オードブルやピザなどがずらり。同校を運営する久恵比寿(苫小牧市、畑中稔社長)の回転ずしチェーン店にちなみ、回転ずしのレーンでドーナツを提供するなど趣向を凝らした。
学生たちは食事を味わいながら会話に花を咲かせたり、スマートフォンで動画を撮影したりと盛り上がり、中には歌やダンスを披露する学生も。ネパールの男女ペアで行う伝統的な踊りを披露したバッセル・ニサさん(22)は「日本でネパールの踊りを披露できて良かった。みんなが喜んでくれてうれしい」と満喫した。
五十嵐校長(53)は「とにかく生徒たちが楽しんでくれている様子で良かった」と笑顔を見せ「生徒たちの国籍を越えた交流につながる。『この学校に来て良かった』と思ってもらえるように、今後もさまざまな行事を展開していきたい」と話していた。
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