タブレット端末で交流する浦河東部小児童

　浦河町内の３小学校で茨城県美浦村の小学校とオンラインで交流する授業が今月行われ、児童たちはお互いの地域や学校について紹介し合いながら理解を深めた。

　この取り組みは、ＪＲＡ美浦トレーニングセンターが立地する茨城県美浦村、河内町とＪＲＡ日高育成牧場や軽種馬育成調教センターのある浦河町の児童生徒が、馬に関わる産業を有する地域という共通点をもとに、互いの住む地域の特徴や文化の違い、地元産業の良さを再発見することを目的に、令和元年からスタートした浦河町教委の青少年育成交流事業の一環。

　今年度は、夏休み期間中に、浦河町の中学生が美浦村と河内町を訪問し、現地の中学生と交流している。

　オンライン交流は、６日に荻伏小の５年生12人が美浦村立木原小と、14日に浦河東部小の５・６年生13人が村立安中小と、18日に堺町小６年生児童35人が村立大谷小と実施。荻伏小では、町や学校の紹介したほか、互いに自校の校歌を歌い合った。堺町小では、北海道、浦河町、学校の３つをポイントに絞り、それぞれの紹介をしたあと感想などを述べ合った。

　このうち、浦河東部小では、児童たちが４グループに分かれタブレット画面を活用しながら、町や学校について紹介したあと、質問コーナーを設けて、互いの住んでいる地域や生活についての素朴な疑問を話し合ったほか、雪景色となっていた校庭の様子も撮影して見せていた。