２大会連続で入賞を飾った岩崎選手（下川商業高）の飛躍

　【名寄】全日本スキー連盟Ａ級公認の第54回名寄ピヤシリジャンプ大会が16日、第39回吉田杯ジャンプ大会が17日に名寄ピヤシリシャンツェノーマルヒル（ＨＳ１００ｍ、Ｋ点90ｍ）で開かれた。ピヤシリ大会で女子組は岩佐明香選手（大林組スキー部）、男子組は小林朔太郎選手（群馬県スキー連盟）が優勝。女子組で地元下川商業高校の岩崎里胡選手が４位入賞。吉田杯は悪天候に見舞われ、女子組は１本目で打ち切りとなり、岩佐明香選手が前日に続き優勝。岩崎選手が３位に輝いた。男子組は中止となった。

　大会は名寄地方スキー連盟（吉田肇会長）などの主催。冬季ジャンプの国内開幕２連戦で、ワールドカップ遠征組の出場はなかったが、ピヤシリ大会に女子36人、男子96人、吉田杯には女子36人が出場。

　16日のピヤシリ大会で、女子組は岩佐選手が１本目92・５ｍ、２本目93・０ｍの大ジャンプを２本そろえ優勝。下川商業高校の岩崎選手が１本目83・０ｍ、２本目84・５ｍを飛び４位入賞を果たした。

　男子組は小林選手が１本目90・０ｍ、２本目92・０ｍを飛び優勝。下川町出身の葛西紀明選手（土屋ホーム）が１本目90・０ｍ、２本目86・５ｍで４位入賞。

　17日の吉田杯は断続的な降雪に見舞われるなど悪天候となり、女子組は１本目のみ実施。岩佐選手は前日の好調をそのままに96・０ｍで優勝。岩崎選手は91・５ｍを飛び３位表彰台を獲得した。