各ブースを回り企業の説明を聞く高校生たち

【新ひだか】高校生や一般求職者を対象に地元の産業・企業を知ってもっと地元を好きになってもらうためのイベント「地元産業・企業魅力発見フェア」が28日、町公民館をメイン会場に開かれ、静内農業高校や浦河高校、富川高校の１、２年生約１２０人が参加し13の企業や団体の仕事内容について理解を深めた。日高振興局の独自事業として、今年で３年目。今年は、対面と各高校と企業をつなぐオンラインの２部制の開催となった。

　第１部の町公民館会場では、振興局の商工労働観光課の担当職員が進行を務め、会場には坂東牧場、しずない農協、びらとり農協、日高地域林業担い手確保推進協議会、日高建設協会、苫小牧電気工事業協同組合青年部、セイコーリテールサービス、カナモト、新冠温泉ホテルヒルズ、浦河わらしべ園、自衛隊など13企業がブースを開設。

　生徒は各ブースを回り、担当者からの仕事内容や企業の魅力などの説明を受け、労働条件や賃金、職場の雰囲気などを熱心に質問していた。

　静内農高の水野知晃さん（２年）は「いろいろな職業の話が聞けて勉強になった。将来の職業選択の参考にしたい」、佐藤昊賢（こうけん）さん（同）は「独身寮や資格取得などの特典や待遇など魅力的な話が聞けた。今後の就職活動の参考にしたい」などとそれぞれ感想を話した。